SFPホールディングスが東証１部昇格＆減益アナウンスでも株価上昇

2019/02/22

こんにちは。
今日の日経平均はどのくらいの終値になるのか非常に気になるところですけど、昨日感じたとおり、21,500円を抜けて終わってくれる感じでは無さそうですね。

ロイターあたりでも米国や欧州で景気減速の兆候が出ている、というようなニュースも流れてきていますから、来週から３月初めの相場状況で日経平均21,500円超えをもたらすはずの海外からの買い越しが入ってくれるといいんですけどね。

SEPホールディングスの昇格リリース

東証１部指定承認

昨日、前場中に記事をアップしましたけど、場が終わってからの適時開示でSFPホールディングスの東証１部昇格発表がありました！

SFPホールディングスは、東証１部への昇格条件はとっくに満たしていたはずで「いったいいつ昇格するのかしら？もう当面、昇格しないで親会社のクレリスHDが吸収するっていうのもありかもね。」なんて思ってたんです。

もう完全に株主優待用ホールド銘柄としか思ってなくて、昨日のリリースを見た時には、「えっ、今、なの？？」って思っちゃいました。

それで、東証１部への昇格発表だけだったら良かったんですけど、リリースの下半分に「（ご参考）今後の業績見通しについて」っていう文言が。

昇格時の参考だから良い内容と思いきや

昇格発表リリースの下半分に買いてあるものですから、当然、前向きな業績見通しの話だと思い、ニコニコしながら読み進むと、、

当社は、平成31年１月11日付で今期の業績予想を下方修正いたしましたが、こうした状況を踏まえ、来期（平成32年２月期）につきましては新規出店を極力抑制し既存店のテコ入れを図るとともに、収益基盤を強化すべく積極的に不採算店の撤退を進めていく方針です。
その結果、来期の業績につきましては人員の増強に伴う人件費の増加、既存店における改装費および修繕費の増加、また店舗撤退による影響を補い切れず減益になるものと見込んでおります。
他方、こうした施策と合わせ、現在進めておりますＭ＆Ａによる「ＳＦＰフードアライアンス構想」をさらに積極的に展開し、再来期以降の安定的な利益成長を目指してまいります。
なお、具体的な数値を含めた詳細につきましては、平成 31 年４月 12 日に予定しております今期の決算発表時に改めて公表いたします。

えぇ～、これってもう決算発表時には平成31年1月11日発表の内容よりも更に悪い数字になりますよ、っていう宣言じゃない！
昇格っていう良いニュースと抱き合わせでマイナス情報を先出ししておこうって魂胆がちょっとどうなのよ、って感じでした。

はっきり言いまして、「あ～あ、もう明日は大幅下落ね。でも、株主優待はそのままだろうから優待用保有銘柄ってことでいくら落ちても持ってればいいわよね。」って落胆モードに突入してました。

ところが、今朝の9時過ぎになっても株価アプリに株価が表示されていないから確認したら、買いが凄かったのよね。

昨日はガッカリしてましたけど、今日の寄付きから大幅上昇で始まってくれて、今、１４時半過ぎですけど、前日比プラス157円の1,814円という株価で高値安定推移しています。
これって「悪材料出尽くし」なのか、「むやみに店舗拡大するのではなく、既存店の底上げとリストラに尽くす」ってことが好感されたのか、のどっちかってことですよね。

確かに最近の磯丸水産はガラガラな店舗をちょいちょい見かけてたし、鳥良商店もちょっと安っぽくて、昔からあった吉祥寺の「鳥良」っていう居酒屋よりちょっと高級な美味しい店、っていうイメージを崩しちゃう感じになってましたからねぇ。

どんな風に既存店の底入れをしていくのか、暖かく見守りたいところですけど、優待目的だったら「すかいらーく」か「サイゼリア」の買い増しを検討した方がいいかもしれないわ、って悩んじゃうところです。

「きづなずし」がもっといろんなエリアに店舗展開してくれるならいいんだけどなぁ～