悩ましい今後の主力銘柄
こんにちは。
日経平均、今週は2万1千円の壁を抜けてきてくれましたけど、週末の今日の終値で2万8百円台にまで下がってしまいましたね。
私的には、2万1千円の壁を抜けてくれたという事実が大きくて、これから本決算に向けてトレンドが上向きになってくれる望みが繋がったと思っていますけど、実際はどうなることやら。。
ちょっと時期をズラしての「節分天井」が訪れたわけではないですよ、っていう風になればいいんでしょうけど、トランプさんの「非常事態宣言」の話もあるので、今夜と来週のNYダウが期待できないとなると、日本の市場も連れ安になっちゃうんでしょうね。
主力銘柄の決算がダメダメな結果でした。。
前回の記事に主力銘柄の決算に期待することを書きましたけど、結果として、芝浦電子は通期の下方修正発表を出すほどダメダメな状態でしたし、朝日インテックも数字的には期待以下の内容でした。
芝浦電子
芝浦電子については、前回、前々回と同様、売上高は前年同期比プラスでしたけど、営業利益も経常利益も前年同期比マイナスという数字となり、さらに通期の業績予想を下方修正して経常利益ベースで前年比マイナス8%という数字も出してきました。
決算短信資料では、中国市場の想定超の落ち込みっていうことでしたので、少し前に中国市場の影響から通期業績を下方修正した日本電産と同じ状況だということが理解できました。
それにしても毎回思うんですけど、売上げはプラスになっているのに利益ではマイナスになってしまっている、ってことは、ちょっと問題があると思うんですよね。
新しい工場が去年の夏から稼動しているはずなので、出荷数は増えているものの費用がかかり過ぎているってことですからね。
サーミスタ市場での立ち位置は、世界のシェア4分の1を牛耳っているっていう素晴らしい状況ですけど、利益がキチンと出ていないというのであえば、事業としてはダメなパターンですから。
あまり短期で判断してはイケナイ事項ではあるとは思っていますが、芝浦電子を今後も主力銘柄として扱っていくかどうかは、ちょっと考えていきたいと思っています。
とはいえ、すっかり調整してきている株価の方は、通期下方修正のリリースと中国市場の影響を明白にしたことで「悪材料出尽くし」といった感じで戻り調子になっていますので、少し様子は見た方がいいのかもしれないですけど。
朝日インテック
朝日インテックは、わずかながらの0.8%という数字ですが、経常利益が対前年同期比でマイナスというモノを出してきました。
通期の業績予想はもちろん据え置きではあるんですが、今まで2桁のプラス増加で推移してきていましたので、イキナリのマイナス成長の数値にはビックリしちゃいました。
同じタイミングでオリンパスとの提携(オリンパスへの商品供給)をリリースしてくれたので、株価自体はプラスとなってくれましたが、次回の第3四半期決算発表のタイミングで数値が回復してくるのかどうかが判断ポイントだとみています。
とはいえ、オリンパスとの提携というインパクトは販売力の強化に非常に大きなモノになると考えていますので、多少、決算数値の推移がイマイチだとしても、通期の決算発表が見えてきた頃には通期業績予想の上方修正も大いにありゆることだと思っています。
主力銘柄をどうしていくか
今回の決算発表を受けて、不動の主力銘柄となっていくのは「エスティック」は間違いなく、「朝日インテック」は今後の動向を注視していく、っていう感じです。
芝浦電子については、売上高は順調に推移していますが、いかんせん利益がキチンと確保できていない状況になっているので、主力銘柄の位置から落とさざるを得ないですね。
先般、高値を抜けてきたということから、準主力扱いにしてみた「神戸物産」は、なんとなく「もう一つ何かが欲しい」といった感じで高値を抜けてくるほどの元気がないような感じです。
もう少し様子を見ながらの判断かなぁ、っていうところなんですよね。
当面は、エスティックと朝日インテックを主力銘柄として位置づけ、次の主力銘柄となり得るモノをいろいろを模索していく必要がありそうです。
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