決算WEEKが始まっていますね。
前回の記事で、三機サービスやアイ・アールホールディングスが年初来高値を更新していることを書きましたけど、今回はエスティックの年初来高値更新です。
エスティックが年初来高値(上場来高値でもあります)を更新したのは決算短信を発表した翌日の金曜日でした。
そこまで株価が反応してくれた決算の内容はこちらw
売上高は対前年同期比+75.8%、営業利益は対前年同期比+60.7%、経常利益は対前年同期比+55.1%と、これまた素晴らしい数字のオンパレードになりました。
自己資本比率も85%に到達するんじゃないかしら、っていうほどの好財務はいつもながらです。
売上高の+ポイント幅が営業利益のモノよりも大きいですから、営業利益率が下がってるというのも事実ですけど、基本、売上高が上昇している点を素直に評価していっていいと思います。
通期の業績予想は、第1四半期決算が終わったタイミングだけに上方修正はしていませんが、エスティックは毎年、通期決算前に業績予想を上方修正してきますので、今期も同じストーリーで財務部さんは考えているんだと思います。
エスティックの今期業績予想の上方修正は、ほぼ確実な期待イベントだと思うんですけど、それ以外にも期待できるイベントが2つあるんですよね。
まずひとつめは、上場来高値を更新して株価が5,000円を上回る価格帯に突入してくると「株式分割」の期待ができると思っています。
金曜日の寄り付き直後につけた5,320円が現在の高値ですから、順調に株価5,000円台をキープして株価6,000円に向かっていくようであれば、どこかのタイミング(例えば第2四半期決算期とか年明けの第3四半期決算期とか)で株式分割の発表があってもおかしくないと思っています。
時価総額は150億円程度と中小型株の域を抜け出すのは、まだまだ先だとは思いますが、2006年1月にマザーズへ上昇して、東証2部に市場変更してきたのが2016年8月ですから、タイミング的にも業績的にも、いつ東証1部に昇格してもおかしくないと思うんですよね。
金曜日の終値5,120円でPBRが2.57倍、PERが15.82倍ですから株価に割高感はなく、今回の決算値を鑑みるとこれからも安定的に上昇していくと思うので、さっき言った株式分割もかなり現実味のあるイベントでしょう。
株式分割となれば、その先に見えてくるのは、東証1部への昇格ですよね。
もしかすると株式分割を経ることもなく東証1部への昇格イベントがやってくるかもしれませんけど、いずれほぼ確実にやってくるイベントだと思っていますので、今の業績が好調のまま、昇格イベントを迎えて欲しいですよね。
普段、エスティックを監視している方には当たり前なことなんですが、この銘柄、普段の出来高が異常なまでに低いんですよね。
なので、一日の株価のブレというか上下の幅が妙に大きいことも特徴で、結果的に日足チャートも極端なローソク足が出ることが多いんですが、4,000円から5,000円で形成されていたと思われるボックス圏を抜けてきたということだと思っています。
日足チャートを見ていると、4,000円から4,700円までのボックスとその上の4,700円から5,250円までのボックスに大別できる感じに見えます。
今回の決算明けで、大きく窓をあけて高値更新しましたから、これから来週にどういうローソク足でチャートを形成するかによるとは思っていますが、窓埋めがあるかどうかは別にしても、5,000円超で推移していくと思うんですよね。
週足チャート見てみると、ホントに綺麗なチャートを描き続けているんです。
この綺麗な週足チャートを描いている企業の株価が、さっきも書きましたけど、PBRが2倍ちょっと、PERが16倍弱ですからね。
普通、モメンタム投資の対象となりそうな成長期待株ってPERが40~60倍ぐらいで、私が保有している銘柄だと朝日インテック(PER65倍超)があてはまるんですけど、エスティックの指標を考慮すると割安&成長期待な素晴らしいモメンタム投資銘柄なんじゃないかしら、って思えてくるんです。
私がエスティックを購入したのは2016年9月の立会外分売に外れた直後ですけど、それからマネー雑誌や著名な個人投資家のブログで取り上げられたことはあまりないように思いますので、特に着目している投資家さんもいなかったと思います。
時価総額も小さい中小型株で、個人投資家さんの間でもほぼ無名、日々の出来高も非常に少ない、といった銘柄ですが、先日発売された日経マネーでは、どなたかが一番の期待銘柄としてピックアップされていらっしゃいました。(すいません、ピックアップされていた方のお名前は失念致しました。。)
一旦、雑誌等でピックアップされると監視銘柄として着目する方も出てくるでしょうから、これからは少し注目度が上がってくるのかもしれません。
すでに主力銘柄としてそれなりの株数を保有していますが、チャートを見てみると、今後、4,750円を割り込むようなタイミングがあれば、丁寧に拾っていくべき銘柄だと思っています。
東証1部に昇格したら、間違いなく機関投資家が狙ってきそうな「ハンドナットランナ」という他社にない特徴的な工具を武器として持っている銘柄ですから、さらなる株価上昇も期待できると確信していますし。(^^)
もう、今から次の第2四半期決算の数字が楽しみでなりません。
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こんにちは。初めまして田島ともうします。
たまに拝見させてもらってます。私もエスティック保有しているものです。
エスティック8/17に立会外分売13万株発表しましたね。
前回は2016年9月に5万株立会外分売して同年12月に株式分割してますね。
今回も年内に株式分割して、1部昇格したいのでしょう。
ただ8月時点で株主数が1225名なので1部上場基準の2200人になるのか
どうかですね。
田島さま、はじめまして。
コメントありがとうございます。
このタイミングでの分売は、おっしゃるように前回と同じタイミングなので、株式分割も同じスケジュール感で実施してきそうですよね。
スピード感をもって1部昇格を目指しているようには感じないのですが、ある意味、実直に進んでいるようにも感じています。
あとは普段の出来高がもうちょっと増えてくるといいと思うんですけど、あまり欲張らないでじっくりと株価上昇を見守っていきたいですよね。
今回の立会外分売は135000株で買付顧客1人につき1000株となってますので増加株主数は、135人で分売後の株主数は1360名になるので
1部昇格基準にはまだですね。
エスティックの伊勢嶋常務は、1部昇格を目指してますと、はっきり言ってますので、その予定で分売してるのではないでしょうか。
バリュートレンドの社長インタビューを見てみると面白いですよ。
田島さん、返信遅くなってしまいました。
立会外分売で株価が調整気味になっちゃってますけど、この常務の動画、面白いですね~
ネジ締め理論って、私が以前、IRに電話した時に聞いた他社にない技術です、っていうのを本当に分かりやすく解説してくれてますよね。
私が電話で聞いた時の理解は、ネジを締める時に締めの終わりに近づくとそれを感知して締める勢いを段々ゆるくして適切な締めで自動的に止まる、っていうだけの理解だったんですけど、ネジが緩む点と緩まない点の分岐点があって、それを見据えて自動的にネジを締めるっていうことだったんですね。
動画の紹介、ありがとうございました。
今回の分売の後、また分割をしてくれて、株主数の数的確保と流通量の担保をしてもらって1部に昇格してくれるといいですよね。