年初来安値更新中の芝浦電子はコツンと底をたたいた!?
米国と中国の貿易戦争、いったい、どういうことになるんでしょうか?
「ディール」としての交渉が大好きなトランプ大統領の「大きく前に出て、そこから徐々に着地点を探っていく」という戦術の一つなんでしょうけど、トランプ大統領だけにどこまで何をやらかしてくれるのか分りません。
当然、今秋の中間選挙を意識したアクションのはずなんですけど、以前、中国の習主席との夕食会のデザートタイム時に、巡航ミサイル「トマホーク」59発をシリアに発射する命令を出したことを伝えて、習出席を凍らせた実績がありますからね。。
あれには、習主席はもちろんですが、世界中がどよめいたと思います。
そんな中、日経平均は23,000円で頭を押さえつけられた感じになってしまって、今週に入ってからは下落の連続で、昨日やっと反発してくれたという状況でした。
通期決算発表以降、下落オンリーな芝浦電子
そして私の主力銘柄のひとつである芝浦電子は、通期決算発表後からドンドンと下落を始めて、年初来最安値を更新する日々でした。
昨日は大きく下げて年初来最安値を更新した後に、相場全体の流れも手伝ってくれたのか、やっと下落が収まり陽線が出てくれたという感じです。
日足チャート
芝浦電子の日足チャートを見てみると、本日の木曜日と明日の金曜日の値動きが非常に重要になりそうな予感がします。
昨日、大き目の下髭をつけた陽線が出現してくれましたので、ここから今日、明日と陽線を継続してくれれば、この年初来安値更新の日々という苦悩からも解放されてくるような気がします。
週足チャート
こちらの週足チャートを見て頂くと今週のローソク足がどのような形になるのかが、当面のテクニカルではいかに重要なのかはご理解頂けると思います。
今週のローソク足が、大きな下髭を伴った陽線で終わってくれれば、テクニカル的には75週線で底を確認して上昇に向かう転機、として認識していいんじゃないかと思うんです。
今日の10:02の株価の写しですが、これを確認してみるとPER(予)は14.73倍、PBR(予)は1.63倍ですから、ちっとも割高感はなく、割安と捉えてもいい株価だと思います。
芝浦電子の四季報夏号コメント
さらに通期決算発表時にも今期は控えめな数字でしたけど、増収増益(売上高:対前年比プラス8.7%、経常利益:対前年比プラス3.2%)でしたし、四季報夏号のコメントも前号同様に良好です。
【連続最高益】家電向けは横ばい。が、売上構成比率高い自動車、空調機器向けが海外中心に堅調続く。エコ給湯器はじめ住設機器用も着実増。生産自動化が一段寄与。人件費、減価償却費増等こなす。連続最高益。
【タイ】第6工場が本年7月稼働、センサー生産能力3割増。センサー素子の福島工場も増強。欧米、中国で拡販へ代理店網強化。新材料開発など産学共同研究が深化。
事業動向と業績拡大にブレはないはずです
四季報に記載されている生産能力増強は、既存の工場をフル稼働させても需要に追い付いていかないためのものです。
売上構成比率の高い自動車、空調機器とも中国も含めた新興国では、まだまだマーケットの拡大は続くでしょうから、芝浦電子の業績は今後も拡大していくと思っています。(新興国へ進出している国内の空調機器主要メーカーと全て取引がありますからね。)
ここのところの年初来安値更新という状況は、中小型株ファンドが、一旦、利益確定をしてきた結果だと思っているのですが、いずれまた買戻しをしてくると思っていますので、今日、明日の株価と週足チャートを形に注目しつつ、折れそうになる心をしっかりと保ち7,000円抜けを目指してホールドしていきたいと思っています。
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