トランプ大統領のロシアゲートは何もなく通過しそうですね。
フリンさんの捜査を止めるよう依頼はしたみたいですけど、その後でも新しい大統領である自分たちに忠誠を求めるって言っただけみたいです。
さらにトランプ大統領がロシアゲートの捜査対象になっていないことが確認できたことになるようですから、ちょっと前に騒ぎになったような大統領弾劾へという流れにはならなさそうです。
トランプさんが大統領のままの方が良かったのか、いっそ変わってしまった方が良かったのか、は分りませんけど、とりあえずネガティブサプライズにはならなかったので、マーケット的には良かったんだと思います。
残るは「イギリスでの総選挙」と「ECB理事会」ですね。
どちらもネガティブサプライズは起こらず無難にスルーしてくれれば、米国株も日本株も堅調に推移してくれると思っていますが、どうなることやら。
今日の日本株の相場も最初は良かったんですけど、10時半ぐらいからなんか動きが怪しくなってきて、後半はドル円の下落とともに日経平均も2万円の大台をキープできなくなってしまっていましたね。
結局、今日の日経平均は19,909.26円で引けましたから、完全に下に向かっています。
ここはもう、今夜のイベントをどう通過するか、それによって米国株の相場がどう動くか、で明日の金曜日に2万円に回復してくれるのか、さらなる下落に見舞われるのかが決定しちゃいます。
それって週足チャートで日経平均が2万円台を切るチャートになるかどうか、ってことだと思うので、私的には結構重要なんじゃないかしら、って思っています。
こんな風に相場がモヤモヤしていると保有している銘柄の動きもなんだかあまりいい感じがしないです。
ですから、ちょっと新規銘柄をここのところ探しているんですけど、ちょっと面白そうな銘柄を見つけました。
フルテックです。
今年の3月22日に東証2部に上場して、初日から出落ちが始まり、800円台を3度つけて、現在、穏やかな上昇期に入ってきている、っていう感じです。
はい、よくある「東証2部上場の地味だけど実力がある銘柄の出落ちパターン」っていうモノですよね。
東北・北海道の自動ドア分野ではそれなりのシェアを持っている企業ですし、1963年創業ですから東証2部上場企業の特徴でもある、いわゆる老舗な企業です。
今日の終値1045円でPBRは1.05倍、PERは13.02倍ですから値頃感的にもまあ割安の部類に入れてもいいんじゃないかしら?っていうレベルですよね。
配当利回りが2.39%あって、株主優待が3月末に1000円のクオカードと上場記念で9月末に1000円のクオカードという特別優待もありますから、配当+優待利回り的にも悪くないと思っています。
そして、何より購入の動機となったのは、営業利益の源泉となっているのが「設置した自動ドアのリニューアルとメンテナンス」によるものだったからなんです。
こちらがフルテックの決算説明資料の抜粋になります。
総売り上げの約半分が自動ドアのリニューアルとメンテナンスという「ストック型ビジネス」からのモノという訳です。
そして国内拠点と業界シェアがこちらになるんですけど、老舗だけあってしっかりとしたシェアも確保している様子が見てとれます。
業績予想は、こちらです。
かなり地味な数字ではありますけど、まあ地味に堅調ってことだと理解をしますと、9月末に権利獲得となる「上場記念株主優待」と「上場直後の出落ちからの回復」という期待はしてもいいんじゃないかしらって思ってます。
思惑としては、夏休み前までに1200円ぐらいは目指してくれるんじゃないかと思いつつ、受動喫煙防止法案絡みで株価に弾みがつくタイミングがあるんじゃないかしら、ってちょっとした下心もありです。
地味だけど堅調で東証2部の上場してくる銘柄って、ジリジリ上昇してくれるので、きっと堅実に利益を出せるような気がしてます。
View Comments