トランプ大統領の誕生で米国ではオールドエコノミーと言われる昔ながらの銘柄が上昇を続け、facebookやアルファベット(google)みたいなIT系が下落をしているみたいですが、米国株全体としてはアゲアゲな状態になってきていますね。
公共投資によるインフラ整備などのトランプ大統領が公約として掲げていた経済政策などが好感されてのことのようですが、やっぱり投資系のネットコラムで書かれているとおり、一番大きな要因は大型減税を上院、下院ともに共和党となった状態で一気に手を付けることができるだろう、という予測なんじゃないかと思っています。
大型減税も大規模なインフラ投資も財政出動による景気対策ということですから、米10年債利回りが上昇し、結果として黒田さんも真っ青な円安ドル高が進んで、NYダウの上昇とともに日経平均もアゲアゲになっているという好循環になっていると思います。
私が保有している銘柄の中で、多分、一番いい影響を受けているのが破砕・解体用建機メーカーで米国に販売子会社があるオカダアイヨン(6294)のようですね。
ここ数日の上昇はかなりのモノになっていて、この調子だとそのうち1000円台を回復してくるんじゃないか、という勢いです。(YAHOOニュースで知りましたが、15日付けの株式新聞にも掲載されているみたいですね。)
また、トランプさんとは関係ないと思いますけど、トランプ・ショックの時に買い増しをしたバルニバービ(3418)も急上昇していて、こちらも14日付けの株式新聞に掲載されたことが大きいのかもしれませんね。
そんな好循環なのに主力銘柄はいまひとつ冴えない感じで、
という感じでしょうか。
どの銘柄も成長ストーリーがなくなったわけではないのですがどうもパッとしないんですよね。
はい、ピーターリンチさんの「株価の下落は、一月のコロラドに吹雪が吹き荒れるのと同じくらい頻繁に起こることである」を思い起こして、ここで動くようなことはもちろんいたしません。
その一方で、冴えてる銘柄もありまして、フジ・コーポレーションは憑き物が取れたみたいに順調な上昇を続け、システムリサーチも着実に上昇の道を歩んでいますし、あれよあれよという間に上昇しているブルボンは相変わらずですし、ジャパンミートも堅調な感じです。
そんな中、かなり保有銘柄のなかでも地味な存在であった大冷(2883)が株主優待の骨なし冷凍鰆を届けてくれた直後の昨日、東証1部昇格の発表をしてくれました。
ふぅ~、ホッと一息、って感じでした。
大冷は動きも地味だったんですけど、これまた地味に含み損を抱えていた銘柄でもあったんですよね。
骨抜き魚?切り身?に関する特許も持っていて、高齢者介護の業界向けの食品としてはかなり有望なんじゃないかというストーリーを描いていたんですけど、決算短信や会社四季報を見てみると、なかなかそう上手く事は進んでいないようでしたので、利益も確保できて、価格的にも切りのいい1750円で売却指値を入れて置きましたら無事に約定してくれました。
この間、昇格したティーライフみたいに東証1部昇格後にジワジワと上昇するパターンもあるかと思いましたけど、ここは含み損の期間も長かったですし、最近、少し気にし始めている「銘柄の選択と集中」というのもあったので納得のいく価格で売却指値を入れておくことにした次第です。
先日、到着した株主優待の冷凍鰆の切り身は、お鍋か煮付けにして美味しく頂きつつ、売却した資金はまた次の銘柄へと繋いでいきたいと思っています。