トランプ・ショックで悲喜こもごもだと思いますが、みなさんはいかがでしたか?
私の場合、日本株も米国株もポジションはそのまま、FXでのシステムトレードも自前のプログラム(といってもナンピンシステムなんですけどね)を作動したままで大統領選挙開票を迎えました。
結果的には、日本株は大きな下落(含み損)となり、米国株は上昇、FXのナンピンプログラムはトレードを仕掛けていた豪ドルスイスフランと豪ドル円でそれなりの利益を取ることができました。そして日本株については、今日の段階でほぼ全て値を戻してくれたのでトランプ・ショックの影響は特段なし、という感じです。
トランプさんが優勢を伝えられて、保有株が大幅下落していくなか、先日、利確した五洋建設やヤマシンフィルタを買い戻そうかととも思いましたが、あたらしい内需株としてマークしたバルニバービが2900円を割りこんでいたのでバルニバービを買い増ししました。
トランプ大統領の誕生は、かなり大きな相場の変動でしたけれど、「日本株の保有株式の株価には今日現在ではほぼ影響なし」、「米国株は全て上昇」、「FXのシステムトレードはお正月のおせち料理を奮発して外注しちゃってもいいぐらいの利益」、「相場下落時にバルニバービを買い増し」といったことになりましたので、私は「悲喜の喜」の方を享受させて頂きました。
約1000円の幅で日経平均が昨日と今日で上下して、まさに「行って来い相場」でしたけど、これから一体、どうゆうことになるんでしょうか。
ひとつ言えることは、今までTPP関連銘柄としてテーマ株となっていたものへの影響がでるんでしょう、ということだと思います。
TPPが無くなることになった時にも、安倍さんや小泉さんが進めている農政改革というのが断行できるのかどうか、チーズやバターなどの乳製品に関わる酪農分野の改革などにも影響が出てきそうな気がしてます。
その他では、保護主義の台頭による輸出関連銘柄の低迷なんかも、普通に考えると出てきそうですよね。
もちろん、米国が保護主義をするから輸出関連銘柄を全てダメになるわけじゃなくて、米国の製造業などに部品を供給していたり、製品を造る上で欠かせない産業ロボットなどを提供していたりする銘柄には恩恵がありそうな気がします。
今までのトランプさんの発言を踏まえると、いろいろと想定はできるんですが、じゃあ本当に今までの発言どおりに動くのかどうか、というのも、まだまだ未知数ではあると思っていますので、今後の動向を注視していく必要があるのは間違いないですよね。
とはいえ、米国で財政投資を行うことで公共インフラの増強=白人中間層への雇用先確保を実施するということですから、米国のキャタピラーとか日本のコマツ、日立建機などはいい影響を受けそうですね。
各社の中間決算の内容はもちろん大事なんですが、トランプ大統領の登場で米国経済とそれに連動する為替や日本株の大きなウネリをしっかりと俯瞰していく必要があるんでしょうね。
ちょっと私にはできそうもないけど(笑)
どちらにしても当面はトランプ大統領候補の言動にいろいろと振り回されることになりそうですよね。