今日は何だか急に風向きが変わってしまったような相場だったみたいですね。
最初は順調におだやかな上昇相場が続くように見えて、途中から急に下落し始めちゃってますけど、どうも為替が急に変わってそれに連動しちゃってるみたいなんですけど、どうなんでしょう。
明日は金曜日だし、今夜の米国株が堅調に推移してくれないとなると、明日は全体的に楽しくない相場状況になるのかもしれないですね。
私の保有銘柄が調子良ければそれに越したことはないんですけど、やっぱり全体の流れに沿うような感じが多いですからね、多少の浮き沈みはもちろん覚悟していますけど、相場全体が明るい雰囲気になっていてくれると安心できるんですけど。
さて、今日の決算短信はシンプロメンテがありました。
シンプロメンテは、一昨日に好内容の決算短信を発表した三機サービスと同じメンテナンス事業をやっている会社なんですけど、主に外食店舗のトータルメンテナンスを請負う事業スタイルですね。
対前年同期比で経常利益はプラス8.1%となっていて、前期でのプラス99.3%とは大きく成長度合いが後退しているようにも見えますが、配当予想は増配になっていますし、通期では対前年比で経常利益が18.1%、当期純利益が+24.2%となっています。
これは良い内容の決算短信だったと言っていいと思います。
三機サービスとシンプロメンテの決算短信を見てみると、やっぱりメンテナンスというストック型のビジネスは底堅いものがあるのかもしれませんよね。
おまけに三機サービスなんかはパナソニック製品の空調メンテという分野であれば価格競争とは無縁になっている状況でしょうから、安定的な収益が望めると思いますし、ビルメンテに合わせて警備も請け負える体制になっていますから強みはしっかりあると思います。
一方のシンプロメンテはドンドンと店舗が広がっていく外食産業がメインターゲットですから、こちらはこちらでパイの裾野の広がり方が一定以上あるでしょうから、まだまだ成長していけるでしょうし、一度、顧客を囲い込んだら離さないようなビジネスモデルだと思いますから、こちらもまた安心して見ていられるような気がしています。
ちなみにシンプロメンテの大株主にはゴールドマン・サックス証券が君臨しているのも私的には心強い材料のひとつでもあるんですけど、あんまり関係ないでしょうか。
いずれにしてもメンテナンスというストック型ビジネスには収益の大きな変動がいきなり到来するようなことはないと思いますので、成長度合いを安心して見ていられる業種だと思います。
先日の立会外分売のタイミングで新規銘柄として購入したエスティックですけど、「ネジの締め付け機」という分野での強みってどのくらいなのかしら?ってちょっと分からなかったんです。
なので、「ネジ絞め機器」、「ナットランナー」という単語で検索してみると、ウィキのナットランナーの項目では世界トップのアトラスコプコ(スウェーデン)社の次にエスティックが並んでいて、ハンドナットランナーやサーボプレスだと、第一電通と瓜生製作あたりが競合会社っぽい感じでした。
それぞれの会社を調べてみても未上場なので何とも調べようがないから、もうこれはエスティックのIRに聞いちゃいましょう、っていうことでメールで問い合わせしてみました。
株式会社エスティック
IR担当 御中
はじめてお問い合わせ致します。
先般の立会外分売をきっかけとして株主となりましたヤマちゃんと申します。
よろしくお願いします。
ネットランナー等の締付け機においての競合会社との比較ですが、第一電通株式会社や瓜生製作などと御社を比較した場合の市場シェア、プロダクトの優位性の有無などを御社の立場からで結構ですので、お教えて頂ければと思います。
ご返信のほど、よろしくお願い致します。
ヤマちゃん様
お問い合わせありがとうございます。
ご質問につき次のとおりご回答申し上げます。
国内競合会社は非上場会社で詳細の情報開示をしていない為、シェア等の正確は比較が困難ですので回答は控えさせていただきますが、販売セグメントのうち、ナットランナ及びネジ締付装置については、各社シェアに大きな差はないといえるかもしれません。
但し、ハンドナットランナについては当社の特許技術であるパルス締付理論による締め付け時の反力軽減機能は他社への優位性があり、お客様にも相当な評価を頂いております。
このハンドナットランナは、今年度からコードレスタイプの販売も開始し、今後益々他社との優位性の向上を目指して参ります。
また、当社の今後の成長戦略の柱は海外市場での販売拡大で、現在中国、タイ、米国に拠点展開しておりますが、今後も各拠点の増強や進出地域の拡大にも注力してまいります。
うんうん、パルス締付理論による締め付け時の反力軽減機能っていうのは、きっとネジでもナットでも締め付けていくと最後の方は抵抗が強くなって締めつける手の力を加減していくようになると思うんですけど、その力を加減することを機械でやる機能で特許技術を持っているってことよね、きっと。
もしかしたら、もっと複雑なことの技術理論なのかもしれないけど、何にしても所有している特許技術で顧客から高い評価を貰えているっていうのがいいし、明確に「今後の成長戦略として海外市場での販売拡大」を記載してくるところあたりも頼もしいと思います。
購入した時にチェックした株価指標や自己資本比率なんかも魅力的でしたし、マザースから東証2部へ変更、そして立会外分売と続いてきたので、次は株式分割をしてもらって1単元あたりの購入必要額を低くしてもらったり、株主優待を導入してもらったりして、株主数を増やして頂いた上で東証1部への昇格と進んでくれるはずだわ、と勝手に妄想しちゃってます。