イギリスの皆さんは一体どっちを選ぶことになるんでしょうか?
陸続きにもなっていない遠隔地から客観的に考えていけば、イギリスがEUから離脱したらデメリットの方が大きいのは簡単に理解できるんですけど、きっと現地の肌感覚ではちょっと違うという感じなんだと思います。
やっぱり、「背後に守るものすらなくなっている移民の人々」が大挙してきたら、そりゃ治安の維持に不安に思うのは当然だろうし、いわゆる日本でいうところの3Kみたいな職は移民の人が安い金額で請け負うでしょうから、やっぱりもともと居た方達からすれば、ちょっとどうなのよ、ってなるのかもしれませんよね。
最終的にどっちに転ぶのかは「神のみぞ知る」っていうことになるとは思うんですけど、結果がハッキリしてしまえば一旦は「悪材料出尽くし」という方向に相場は流れていき、その次にくるは「やっぱりEUの結束は盤石じゃないよな。」っていう、いつか来た道に舞い戻っていくことになるんでしょうね。
どちらにしても、今週はイギリスでEU離脱するかしないかの国民投票がある、ってことだけで、株式相場には相当マイナスなインパクトがある週なんですけど、「あんたバカァ~!?」ってエヴァンゲリオンのアスカみたいに言いたくなっちゃうのが、大阪工機の東証一部昇格発表です。
このタイミングにわざわざブツケテくるって本当におバカなのかしら!って思う人、私だけじゃないと思います!!
一年ルールからはずれた日程のなかで、どうしてこういう世界的ネガティブイベントのある時期に昇格手続きするのか、全くよく分からないんですけど、あえて何かがあるか、といえば来週28日(火)に実施する株主総会の前に一部上場企業になっておきたかった(だって中期経営計画を後ろ倒しするネガティブな事態の言い訳できるでしょ?)っていう感じでしょうか。
普通、東証一部昇格の発表を行った翌営業日の相場では「ストップ高」になる銘柄が殆どなんですけど、大阪工機はそんなそぶりもなく791円のストップ高値に対して、760円前後でフラフラとして終わった状況です。
本当に魔が差したとしか思えないようなバッドタイミングでの昇格発表に、大阪工機を昇格期待株の主力に据えて耐えてきた私の初心者ぶりが露呈してしまいました、っていう感じがしてしょうがありません。
せめて、イギリスのEU離脱問題がハッキリした後とか、700円台に株価が戻ってからの昇格発表だったら、全然違う株価になっていたと思うんですけどね。
すでにチャート的には800円あたりが上値抵抗線みたいになってますし、一部昇格なんていうビックニュースにも関わらず株価の上昇も限定されてますから、ここはもう昇格株としての価値はなくなってしまったと考えるのがいいんでしょう。
あとは冷静に、新たに進出したアメリカやメキシコなどの海外事業が本当にしっかり伸びてくるのかどうか、を見据えながら、株価動向を見守るしかないんですよね。
同じ建機の部品系で昇格後に株価が低迷しているオカダアイヨンがありますけど、どうもオカダアイヨンと大阪工機が被って見えてしまうんですよね。
共に海外での成長戦略はありますが、中期経営計画の見直し(マイナス方向)を発表し、東証二部から一部に昇格したけど株価が低迷したまま推移している景気敏感株っていうところです。
ちょっと似通いすぎちゃってるかもしれません。
ジョージソロスが相場に舞い戻って中国の暴落を公言してますし、当面のFRBのスタンスを考えると円高にシフトしていきそうですから、この2つの景気敏感株についてはちょっと株価の上昇には疑問符がつきそうです。
あとは安倍さんが選挙対策も踏まえて、大型補正予算の投入指示あたりをしてくれるのを待って、そのタイミングで一度売却するのがいいのかもしれません。
それにしても狙いどおりに昇格してくれる銘柄を持っていても市況の悪さには勝てないことが多いということを鑑みると、やっぱり今後は大きな成長も狙えるような成長期待&昇格期待っていうダブル期待が持てる銘柄じゃないとダメなのかもしれませんね。
今後もさらに精進していきたいと思います。