マザース市場の荒れ模様、距離を置いていた(指をくわえて見ていた)私みたいに「誘惑に負けないで、堅実な現物株だけにしておいて良かったわ~」って思っている人は多いのかもしれませんね。
物凄いバブル状況と決算後の「材料出つくし」による急落、さらにそこからのリバウンド狙いの人をさらなる売りを仕掛ける人と。。
企業の売上&利益と株価(株価指標)のバランスを見ながら、割安株・成長期待株を堅実に保有していくことが私みたいな株初心者には合っているんだな~、とつくづく思いました。(FFRIでやられたことを忘れないようにしなきゃイケナイし。)
そんなことを考えていながら、先週に決算発表したランドコンピュータの資料を読み込んでいたら、「あらっ、なんでこの数字がこうなるの?」っていうのがありました。
(13日の金曜日からはデスクに居なかったし、週末もバタバタしてたし、売上と営業利益が対前年で伸びているのだけ確認はしていたんですよね。)
具体的に何かと言いますと、
1.H28年3月期の1株当たり当期純利益は187.73円
2.H29年3月期(通期)予想の売上高、営業利益、経常利益、当期純利益も全て対前年比でアップ
3.にも関わらずH29年3月期(通期)予想の1株当たり登記純利益は178.03円
という具合です。
次期の売上、利益とも全て対前年比よりも良くなる予想なのに、1株当たり当期純利益が悪い予想になってるっておかしいじゃないですか。
H27年3月期とH28年3月期の1株あたりの当期純利益を記載している表の下には、注書きで「平成27年8月3日付けで普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っており、平成27年3月期期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。」って書いてあるんですよね。
う~ん、これちょっと良く分かんないな~、って悩んでてもしょうがないので、ランドコンピュータのIRに電話して聞いちゃいました。
すると、あっさりと「次のページに記載していますが、H28年3月期は③の期中平均株式数(1,722,192株)で1株当たり当期純利益を計算してます。H29年3月期の通期予想は①の期末発行済株式数(1,995,000株)で計算しているので、計算する株式数が変わってきているためです。」ってことだったんです。
私、正直に言って、「え~、だって1枚目には株式数は分割も考慮しているって注書きしてあるのに~」って心のなかで思ったんですけど、「あっ、なるほど。期中に株式分割すると計算する株数が変わってくるんですね。納得しました、ありがとうございました。」ってしおらしく言っちゃったわよ。
こんなのあたり前なことなのかもしれないけど、「あれこれ悩むよりもIRに電話して聞いちゃった方が速いわ。」ってあらためて思っちゃいました。
決算短信でよく分からないところがあったら、IR担当さんにどんどん電話して聞いちゃうのがいいみたいですね。