G7外相会合が無事終わりましたね。
為替相場も1ドル108円を割りこんだりはしていましたが105円を試しに行く感じにはなりませんでした。
今週後半から来週にかけてどんな動きになるのか注意が必要だと思っていますが、最近「ドル高円安トレンドは終焉したでしょう。」といった論調が多くなってきているので、多分、ドル円は105円~115円ぐらいの間で推移していくことになるんじゃないかと思っています。
ドル円相場が円高基調ということになれば、当然ですけど各企業がドル円相場をいくらで想定していて業績予想を立てているのかが気になるところです。そして、多くの企業が115円以上のレート(例えば117円とか)で想定しているらしいという現状を踏まえると、業績結果があまりよろしくないんじゃないか、って思惑が出てきてしまうのも分かる気がします。
そんな背景もあってか、何だか株式市場もフラフラしている印象じゃないですか?
マザースは、そーせいを筆頭にバイオ株が活況になっていますけど、それ以外の市場はどうも何か違う方向感な気がしています。消費税も延期になるのかどうか、また延期になっても織り込み済みとなっているのかどうか。
フラフラ、フワフワ。
何となく、選挙に向かって上昇していくわよ!っていう感じがしない現状ですけど、ジワリと上昇している感じがする銘柄がありますの。
フィンテックとか電力自由化とかのテーマにど真ん中だと思うんですけど、なぜか注目されていない富士通系Sierのランドコンピュータがひとつ。
本日、ジワリと前日比100円プラスにて2000円を回復しています。
先日、ちょっと下方修正とみられてしまう四半期決算を発表した三機サービスがもうひとつです。
こちらは前日比4円プラスにて600円を回復です。
どちらも上場時の価格を大きく割り込んでいますので、まだまだでしょう、という感じがするのも確かではありますが、この相場状況で節目となる金額をつけてきた、というのが率直な私の印象です。
印象だけで株価が上がるわけじゃないとは思いますけど、このブログは、ある種、私の運用の記録という側面がとても強いので、そんな印象は記録しておきたいと思います。
あと、三機サービスの下方修正と思われる先日の決算発表ですけど、個人的には、まだ見切る材料じゃないんじゃないかと思っています。
これが発表された決算のうちの概況なんですけど、、
売上高は前年同期比で5.2%の増加に対し、売上原価は前年同期比で3.2%の増加です。
なので、売上利益が減少している訳じゃないし、逆に前年同期比で売上利益率は向上しているはずです。
では、何で下方修正みたいにこんな感じになっているのか、、
最初の画像の販売費と一般管理費を読み込んでもらうと分かるんですが、IT強化のためのコンサルティング費用等の増加で前年同月比で21.1%増加しているのが原因なんですよね。
三機サービスさん、警備業に参入したり、業容拡大に向けていろいろと社内体制を検討しているんでしょうけど、あんまりコンサル会社を入れてやるっていうのもどうなるのかしらね~、って感じがします。
うちの会社でもボストンコンサルティンググループとかATカーニーとかって使ったことがありますけど、かなりな金額を取られるんですよね。
なので、三機サービスさんにどんなコンサルが入ったのか不明ですが、費用的には2~3か月ぐらい入れば1億以上はかかっていると思います。もちろん、その費用がとても効果的なモノになるのか、それほどでもないのか、は不明ですけど、少なくとも今期の費用増加は一時的なモノであるはずです。
先日、新規参入した警備業も含めての大口受注を獲得したりしていますので、今回のITコンサル費用等の効果が出始めて、さらなる組織活性化と事業の拡大に向けて歩んでいって頂きたいですよね。