3月末権利取り最終日の私の判断プロセス
2018/01/22
はぁ~、もう昨日はホントにバタバタでした。(本業です。)
なんとか形が整って、新年度からのクライアントとの契約も無事に進めることができる段取りになりました。
あ~、良かった。
今回のバタバタは、いつも小分けに契約していたものを部下ちゃんが一括で取り纏めた契約として、年度末ギリギリまで交渉した結果、見事に一括契約を獲得してくれたんですけど、契約金額が大きくなったおかげで通常の契約決裁とは異なる段取りが必要になっちゃたんですよね。
昨今は会社的にもコンプライアンス重視っていうこともあって、重要な契約締結を判断するために必要な手続きを取る日程があるとかないとかで大騒ぎ。
私は納得できないまでも、まずはクライアントに迷惑をかけず契約を無事に通過させることを第一に、もう各方面に「すいません、ご迷惑をおかけします。申し訳ありません、お願いします。」って謝り倒してきました。
部下ちゃんも恐縮してましたけど、私にしてみたら、部下ちゃんは一括契約を獲得してきてくれたわけですから、褒めることはあっても怒る必要なんてないんですよね。
それに契約だって、今まで小分けになっていた契約を一括契約にしただけですから、内容的に今までと変わるわけでもないのにね。
必要な手続きがあるのは分かりますけど、もうさんざんいろんなところからブーブー言われて、昨日は帰り道に一人飲みにいっちゃったわ。
購入時のストーリーとこれからのストーリー
そんなバタバタな昨日は、3月末の株主優待の権利取り最終日でした。
東証1部昇格を果たしたオカダアイヨンとヤマシンフィルタが共に3月末優待に該当していたので、売却するべきかどうか、を私なりに考えました。
まず、この2つの銘柄に期待した購入のストーリーはもちろん東証1部昇格による株価の上昇が第一です。
第二としてはPBR1倍以下という割安からの修正です。
あとは配当+優待利回りがそれなりにある、っていうのも判断としてはありましたが、これはメインシナリオにはなりにくいと思ってます。
株主優待の新設は株主数を確保するためだったり、時価総額をかせぐためだったりという目的のはずなので、東証1部へ昇格したからといって、すぐに株主優待を廃止するとは思えませんが、リスクとしてはありますよね。
なので、優待を含めた利回りが良い、っていうのは、ちょっと弱いと思っています。
それに保有している単元に比例して株主優待が貰えるわけではなくて、100株、500株、1000株とかって株主優待が増えていく単位はバラバラですから。
そんな購入時のストーリーと今後描けるストーリーをザックリと考えてみて昨日は判断致しました。
結論は「継続保有」
結論を申し上げると、昨日は2つとも売却しませんでした。継続保有です。
保有継続した理由をオカダアイヨンとヤマシンフィルタのそれぞれを、私の備忘録というものを兼ねて書かせてもらいます。
オカダアイヨンの継続保有理由
オカダアイヨンの継続保有理由の一番は、私が購入したタイミングが中長期での上昇チャート上、それなりの下値(700円切ってます。)であることと、配当+優待利回りが5%を超えてくるからなんです。
これが2年間のチャートです。
こちらは5年間のチャート。
株価指標も株価が880円でPBRが0.89、PERが9.35という水準ですから、私としてはまだまだ割安だと考えました。
時間はかかるかもしれませんが、東証1部に昇格したことで割安な現状からの見直し修正が期待できる、という判断で継続保有することにしました。この継続保有は私的には自信を持って、迷いなく下した判断でした。
ヤマシンフィルタの継続保有理由
ヤマシンフィルタの継続保有理由の一番は、かなり消極的ではあるんですけど、PBR0.94(株価470円ベース)からの見直し修正期待と新年度資金の流入期待という、あくまで期待でしかないもの2つです。
また、保有継続で拘束される資金の絶対額がそれほど大きくないので「東証1部に昇格した銘柄っていうのは実際どんな風に動くのかしら?」っていうのを見てみたいというのがあったんですよね。
今の株価ベースだと配当利回りも会社予想で2%以上あって、優待利回りも1%はあるから合計で3%は超えてくるので、まあ落ちこぼれではないですし。
チャート的には、多分、ここから盛り返してくるとすると底値なんですけど、「ちょっと例のVWの排気ガス不正問題とかを考えると微妙」というマイナスと要員と「いやいや、建設機械の油圧回路に用いるフィルターで世界首位が東証1部になったら機関投資家の目にも留るわよ。」というプラス要因に揺れている、というのが実際のところです。
こちらが2年チャートで、
こっちが5年チャートです。
ここから盛り返してくれるといいんですけど、どうなることやら。
オカダアイヨンはもともとの購入タイミングが中長期での上昇チャートのなかで下値圏だと思っていますので、これからの上昇を比較的安心して見守っていきたいと思っています。
一方、ヤマシンフィルタについては、1.東証1部に昇格した銘柄への資金流入、2.新年度からの相場全体への資金流入、3.7月の選挙に向けた資金流入、という3つの不確かな資金流入を期待しながら株価推移を見守るという感じになってしまいますね。
次の判断タイミングはGW
例年、GWには「それなりに利益が出てるわよね。」って思えていたものが、夏近くになって「GWに売却しておけば良かったわ。」って思うことが多い気がしています。
なので、どちらも一旦、GW前にもう一度、売却するべきか、継続保有するべきか、を検討する必要がありそうだと思っていますので、その時はもう少しキチンとした考えを持った方がいいのかもしれませんね。
そうそう、今回はバタバタしていて結局、この2つの銘柄ぐらいしかキチンと考えていなかったので、残りはみんな「配当貰って、ちょっと動かないでおこう。」という風にしておきました。
せっかく、株主優待がある銘柄を買ってるわけですから、それを楽しみたいですよね。
って、これはある種の負け惜しみかもしれませんけど、中長期の投資家さん達は短期の動きで一喜一憂しちゃダメだっていうお話も多い(しっかりとした成長モデルに合致してる前提ですけど。。)ので、そんな中長期での投資というこじつけで、今回は見守り隊になりました。
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