準備万端なんだから、もう早くしてっ!「昇格期待編」その2
2018/04/04
今年、間違いなく私に最大の損失を与えたであろうFFRIが急騰しているので心穏やかじゃありません。。
本日のFFRIの株価であれば、私の損失はすでに3分の1ぐらいにまで立ち直ってる感じですが、今さら何を言ってもしょうがありません。
FFRIの素晴らしさは知っているものの、経営層をクレバーとは思えず、また株主も軽視というか会社のアピールの仕方が分かっていないとした思えませんでしたので、あの赤字修正での手放しは間違った判断ではないと考えてますが。。
ただね、事実としてやっぱり心穏やかではいられないわよ、人間ですもの。
仕手株なのか、成長株なのか、正直、その線引きっていうのは私はまだ分からないから、手探りでいくしかないわよね。
まあ、そんな愚痴はここまでにして、昨日に引き続いて、東証1部への昇格を期待している保有銘柄の再チェックです。
昇格期待編その2
ニチリン
- 時価総額137億円
- 株主数:4,694名
- 流通株式数:110,550単位
- 昇格へ向けた動き
2013/11新株式発行
2014/08株主優待制度の新設
2014/08株式分割
2014/11新中期経営計画策定
ニチリンは東証1部へ昇格形式要件は全て揃ってます。
というよりも、この会社、かの鈴木商店の系列でして、企業サイトの沿革をみると大正3年(1914年)からの老舗中の老舗なんですよね。
なぜこの会社が東証1部上場企業じゃないのが不思議でありません。
自動車部品として同じような時期に事業として動き始めたのがショックアブソーバーのKYB(カヤバ)がありますけど、KYBだって研究所として発足したのが1919年ですから。
ただ、何となく東証1部昇格へ動き出した感があるのは2014年の8月の株主優待導入と株式分割なんですね。
そして、創立100周年にあたる2014年までの中期経営計画が終わった後に、次ステップとなる新中期経営計画(2015~2020)を策定しています。
この株主優待の新設と株式分割と新たな中期経営計画がセットになって、2014年の下期から東証1部への昇格銘柄として着目され始めていて、きっと新中期の最初の年となる2015年に東証1部への承認申請をするんじゃないかという思惑での昇格期待銘柄だと私は思ってました。
ですけど、2015年は過ぎ去って2016年に突入しちゃいましたからねぇ。
企業としての節目としては、まだ今年4月から始まる新年度、というものが残ってますけど、こんな老舗企業がどんなトリガーで東証1部昇格に動き出すのか、っていうのは、もう分からないとしかいいようがないです。
堅実な企業だとは思いますので気長に「東証1部承認申請のお知らせ」を待つか、多少の利益が乗る株価あたりで、一度、仕切り直しをしてもいいのかもしれないわね。
<先週の短評>
◇国内の主要取引先での新車販売低迷の影響はあるものの、VWやGM向けの納入が寄与している。
◇軽量化と燃費向上にむけて4輪用の樹脂ホースに注力すると同時に2輪用のブレーキホースの開発も進展している。
⇒私が購入した時は、あらたにVWへの納入が決まった等のニュースがありましたけど、例のディーゼル車の排ガス規制の不正問題は影響が出てくるんじゃないかと懸念していますので、ちょっとネガティブ系な目線での様子見かな。
ヤマシンフィルタ
- 時価総額:50.4億円
- 株主数:4,869名
- 流通株式数:124,380単位
- 昇格へ向けた動き
2014/10東証二部に上場
2015/03株式分割
2015/05株主優待制度新設
2015/06立会外分売
2015/07個人投資家説明会実施
2015/08株式分割
2015/08「日経IR・投資フェア2015」出展
ここも「もう準備は整ってます。」って感じよね。
去年の上期に株主を増やすための株式分割とか立会外分売をやっていて、その間で株主優待まで新設してるじゃない?
それから、個人投資家の説明会やったり日経IR・投資フェアに出展したりして、認知度向上と個人株主の拡大を狙ってる動きをしてると捉えるのが普通だと思う。
こういう動きを見ちゃうと「これはもう今年(2015年)の後半か、年度内には1部承認申請をするでしょう。」って思っちゃうわよ。
もう、なんで昇格申請しないのかしら??
先月に発表した減益予想があったからかもしれないけど、ちょっと仕切り直しを検討してもいいかもしれないのかしら。
ニチリンもヤマシンフィルタも企業としてはしっかりしてるし、優待だってあるから、「ジッと待つ」っていう手法もありなんだけど、他の有望銘柄に資金を振り替えるっていうことも考えた方がいいかもしれないわよね。
<先週の短評>
◇セブ工場での歩留まりが改善したということで、減益幅は縮小傾向になってきている。
◇歩留りの向上や物流改善の恒常化ができれば、営業益も完全復調するかも。
⇒製造過程における品質改善と物流の効率化が恒常化できるかどうかがカギなのかしら。建機用フィルタってニッチではあるけど、世界首位っていうトップシェアの強みは悪くないはず。
大冷
- 時価総額:94.7億円
- 株主数:6,624名
- 流通株式数:53,080単位(社長等役員持ち分想定除き)
- 昇格へ向けた動き
2014/12東証二部に上場
2015/07株主優待制度の導入
<先週の短評>
◇メインの骨なし魚の出荷量は増えるが値引き販売や原材料高などによる利益率に課題がありそう。
◇新しい肉製品の投入も効いてきていて営業益は底入れし、外食やスーパーなどの取引先開拓も狙う。
⇒底入れ感はあるようだけど、ちょっとリリースしている商品群の競争力がどうなのか、っていう気持ちは正直あります。1部昇格狙いな銘柄なので、昇格ニュースでそれなりの株価になったら売っちゃうかも。
ここ大冷も準備万端なのよねぇ。
ニチリンやヤマシンフィルタにはかなわないけど、ここも昭和47年に創業だからそれなりに歴史のある会社よね。(それとも法人だったら40代でもまだ若いかしら。)
東証2部に上場したのは一昨年の12月だから1年の節目としては去年の12月、3か月前ってことになるわ。
一応、「年度」で考えると今月3月は「今年度」ってカテゴリーだから、来月4月の「新年度」になったら動き出すかもしれない、っていう期待はしててもいいわよね。(笑)
まずは「新年度」っていうキーワードかしら
今回の3社はいずれも東証1部へ昇格するための形式要件は整っていて、「あとはどんなタイミングで動き出すのかをジッと待つ」しかないのよね。近々が考えられるトリガーとしては、「新年度」ってことかしら。
3社とも企業としての歴史があり、事業そのものは堅調、株主優待もあるし配当利回りもそこそこなので、少なくとも今年1年ぐらいは見守っていてもいいと思ってます。
昇格を待ってたら、減益予想で株価の下落、ホルダーが手放したら昇格申請してきた、なんていうオカダアイヨンみたいな例もありますからね。
それぞれ3社とも特定の分野のリーディングカンパニーともいえるので、地味だけどジックリと開花するのを待つ、っていうストーリーでいいのかしらね。
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