連日上昇していた米国株もさすがに調整が入りましたね。
NYダウが49.97ドル下落しての1万7081.89ドル、S&P500が13.77ポイント下げての2003.69でした。
NYダウが1万7000ドル台を保ったのが象徴的といえるかもしれませんね。
中国の成長懸念が再燃したことと、今週から本格化する米国企業の第3四半期決算に対する懸念というのが下落の理由とされています。
米国企業の四半期決算ですが、ドル高を主な要因とするマイナス要素が出ているようでして、それが市場の警戒ムードを醸し出しているみたいです。
昨日、ご紹介した私の保有銘柄であるジョンソン&ジョンソンは、昨日、四半期決算の発表を致しました。
具体的内容ですが、株価収益率(EPS:一株あたりどのくらい稼いでいるかの指標)が予想1.45ドルに対して結果が1.49ドル、売上高が予想174.7億ドルに対して結果が171億ドル、というものでした。
売上高が予想よりも悪い数字だったんですけど、営業ベースでは成長率+0.8%だったものが為替の-8.2%でマイナスとなり、売上高成長率は-7.4%というものだったですね。
また、同時に100億ドルにのぼる自社株買戻しも発表しました。
う~ん、これはみんなどんな風に判断するんでしょうか。。
私的には、まあ別に問題ないんじゃないの?っていうのが正直な感想です。
だって、株価収益率は予想よりも良い数字ですし、売上高も昨今のドル高が原因で成長率自体はプラスをキープですからね。それに100億ドルの自社株買戻しもしてくれるということなので、株主としては何ら問題ないんじゃないかと思ってます。
今回の決算に対するジョンソン&ジョンソンの評価は、悪くないんじゃないの、っていうことなんですけど、そもそもこのジョンソン&ジョンソンに投資している私の理由を申し上げますね。
一番の理由は、同社が50年以上に渡って連続増配をしていることです。
今年の4月で53年連続です。
2000年以降の米国ITバブル崩壊時や金融危機時にも増配を続けた実績があるんです。企業としての実力も凄いですが、株主に完全に向いている代表的な企業のひとつですよね。
連続増配を数十年以上継続している米国企業というのは他にもあって、そもそもが日本企業よりも米国企業は比較にならないぐらい株主優先なんです。こういう銘柄は、もう一度購入したら買い足すことはあっても、売却することなんて考えない方がいいですよね。
私達のようなアフラフィフだって、今後の人生考えれば、あと30年間近くの時間があるはずです。
ちょっとここで、今年の米国株四季報からの抜粋を掲載しましょう。
最近では日本でもようやくROE経営や自社株買い、増配などで株主還元を重視する姿勢が現れてきた。ただ、その背景には、業績好調とそれによる多額の手元資金の積み上がりがあるのは間違いない。
言って見れば「余裕がある」ことが前提で、今後業績が悪化してきたときに初めて『日本流』株主資本の真価が問われることになりそうだ。
これに対し、米国企業では、業況がよいときはもちろん、悪い時でも自社株買いやM&Aによる成長期待の創出、リストラによる利益捻出などで、株式の価値を少しでも高めることに主眼を置く。
株主重視の考え方や文化が、社会全体にしっかりと根付いているのだ。
その起源は「そもそも米国という国の建国の経緯からして、株主が重視される風土があったからではないか」というほど古い。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
30年→ 株価41.3倍 配当34.5倍コカ・コーラ(KO)
30年→ 株価31.8倍 配当21.4倍プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
30年→ 株価24倍 配当15.9倍スリーエム(MMM)
30年→ 株価 16.2倍 配当9.3倍上表は掲げた企業の株価を30年前に買ったと仮定して、現在まで持ち続けた場合にどういうパフォーマンスが得られたかを示したものだ。
いずれも優良企業揃いで、株価を下げているような銘柄は1つもない。上げているばかりか、株価は10年で2倍近く、20年で3~7倍、30年になると実に41倍にもなった銘柄がある。
市場の歴史は、常に株価を意識した経営の長い歴史だと言える。
さらに「株主資本主義」の体現として、配当重視の資本政策がある。上表の4銘柄はいずれも50年を超える連続増配企業だ。同じ1年間の配当額が10年で2倍、30年では20倍30倍にも増えている銘柄がある。
平均増配率にして、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は7.8%~12.5%、コカコーラで9.0%~10.8%といった高率だ。減配を恐れてなかなか増配をしない日本企業とは対照的に、増配によって利益を上げるという自信を示し、実際に利益を上げ続ける。「とにかく高水準の増配を続ける企業が多い」ことが米国市場の最大の魅力と言ってよいだろう。
もともとの年間配当利回りは、1985年当時の4%台からは下がっているとはいえ、現在でも2~3%と、インフレ率がここ2年は2%に達していないことを考えるとなお高い。そのうえこうした連続増配銘柄を保有しつづけるとどうなるのか。JNJの株式を1985年に2.5米ドルで買って30年間持っていた場合、配当金額は当初の0.08米ドルから2.8米ドルへと、購入金額をも上回る驚異の成長ぶりだ。
株価すなわち投資金額に対する配当リターンである配当利回りを、この事実に当てはめてみたのが、15ページの表の「直近配当得利回り」(米国株四季報春夏号)である。
こうなってしまえばもはや、株価そのものの変動は全く気にならない。それでも増配銘柄の株価は上がっていくのが普通だ。この正のスパイラルで株価も配当もぐんぐん成長していく。こうした銘柄の長期保有こそ米国株投資の正攻法だろう。
この『米国株四季報』にも60年連続増配のドーバーを筆頭に、増配の30年選手、40年選手が続々と名を連ねている。ちなみに、日本企業の連続増配記録は花王の24年だ。
日本企業の20年、30年後に賭けるか、実績ある米国企業に投資するか、ぜひ貢を繰って比較検討していただきたい。
どうですか?
こういう事実を目の当たりにしちゃうと、今後の自分年金は米国の優良株で作るしかないわ!って思っちゃいませんか。
私が一番最初の資産運用は、先進国株式インデックスファンドかNYダウインデックスファンドの積立が一番いいと思います、っていったのも、こうした日本以外の先進国の優良企業ってやっぱりグローバルで事業展開していて、配当政策なんかも株主向きだからなんですよね。
なので、一番最初はインデックス投信の積立から始めてみて、少し慣れたらこうした米国の個別銘柄を長期投資前提で購入していくのがいいと思うんです。
米国株の配当とかなども証券会社で口座を開設する時に税金分を自動的に徴収してくれる「特定口座」で開設すれば何ら問題はありません。
(ただ、米国株を特定口座として扱えるかどうか、証券会社によって違いますから、それは確認してください。)
米国株を購入するための口座を開設するなら、断然、マネックス証券をお奨めします。
今言った米国株を特定口座でも取り扱ってくれますし、購入手数料が一番安いですし、取扱い銘柄数も一番多いんです。
もちろん、私もマネックス証券を使っています。
購入手数料が他社と比べて全然安いですからね。
米国株はマネックス証券の口座で間違いないです。
ただし、インデックスファンドの定期積立だけは、ちょっと使い勝手悪い部分もあったりします。
ですから、まず米国の個別銘柄だったり、インデックスファンドを積立とかではなく相場を見ながら個別のタイミングで購入する場合などは、マネックス証券の口座を使うといいと思います。
米国株への投資が気になる方は、とりあえずマネックス証券の口座を開設しておくだけでも、いろいろな米国株の情報も見ることが出来るようになりますから、いいんじゃないでしょうか。
週末のBBQの写真に引き続き、今回は昨年の今ぐらいの時期に食べにいった「お肉女子会」でのワンショットです。
もちろん、お肉だけじゃなくスイーツだってありますよ。
こちらは西荻窪にある「29」というお店なんですけど、これ「ヴェンティノーヴェ」って読むらしいです。
(どうみても読めないですよね~)
ちょっとガラス張りが凄くて、室内丸見えの、ちょっとレストランとしては落ち着かない感じはあるんですけど、お味の方は良かったです。