私、NISA口座は初年度に「海外ETFの海外手数料が無料」っていう言葉につられて楽天証券で開設しました。海外ETFって手数料っていうコストが馬鹿にならないから「海外ETFの手数料無料って絶対有利だわ。」ってことで。
NISAが始まる初年度だけのキャンペーンかと思ったら毎年いつでもやってるのよね。まあ、国内株式の売買手数料もNISA口座なら手数料無料にもなってるから楽天証券のままでもいいんだけど。
ただ、マネックス証券のNISA口座なら「国内株式、米国株式、中国株式の手数料が恒久的に0円」ってなってるから、どこかでマネックス証券に切り替えようと思ってます
では、高配当、安定運用、米ドル資産での長期保有目的で私が保有している米国ETFの個別銘柄をご紹介いたします。
まずは、VT「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」ですね。
「もうこれ一本でいいんじゃないの?」っていう感じのETFですよね。
だって、これ1本で新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができちゃうETFですからね。
「2011年12月19日から、ベンチマーク・インデックスが、FTSE オール・ワールド・インデックス からFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスへ変更されています。従来のベンチマークが大型、中型株で構成されていたのに対し、「FTSE Global All Cap Index」は世界47カ国の大型、中型株に加え小型株もカバーしています。構成銘柄数は従来の2,927銘柄※から7,400銘柄超※と増加しています。」
ということですから、世界の株式マーケットの成長に投資できるETFになりますね。
変にいろいろ考えるよりも、これだけ買っていればいいという方もいらっしゃいますよね。
私の場合は、なんとなく「おさえておく」という意味で持っている感じでしょうか。
次は、定番中の定番であるVOO「バンガード・S&P500ETF」です。
もう説明も何もないですよね。
米国株式指数であるS&P500をベンチマークとするETFです。
同じS&P500をベンチマークとするETFにスパイダーの「SPY」もありますが、経費率がバンガードのVOOの方が優秀なのでこちらにしています。
次が、VWO「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF」です。
こちらはいわゆる新興国の株式市場をカバーするインデックスですね。
新興国21ヶ国の大・中・小型株式約3500銘柄から構成される株価指数であるFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ・インデックスをベンチマークとするETFです。
ここまでは定番なETFですけど、ここから先が私の欲の皮が突っ張っている様が見て取れちゃうと思います。
では次、SDY「SPDR S&P 米国高配当株式ETF」です。
これはちょっと指数の名前が長いんですけど、S&Pハイイールド・ディビデンド・アリストクラッツ指数という株価指数をベンチマークするETFです。って言っても、訳わからないですよね。
米国株のなかで25年以上毎年必ず増配できている銘柄のうち、配当利回りが上位60銘柄のパフォーマンスを測定するように設計されている指数です。
かなりざっくりですけど、25年以上増配できている銘柄のうち、配当利回りが上位60銘柄の株価指数ということだと理解しています。
まあ、連続増配・高配当の銘柄パッケージってことですよね。
次はSDYと似ているようで実は中身が違うPFF「iシェアーズ米国優先株式ETF」です。
これは株主総会での議決権がない代わりに普通株式よりも配当等が高い株式である優先株式の指数をベンチマークします。「S&P米国優先株式インデックス」ですね。
SDYは配当利回りが高い60銘柄のETFですけど、こちらはそもそも配当が普通株式よりも高く設定されている優先株式のETFということになります。
SDYの年利回りが3%後半ぐらいなのに対して、PFFの年利回りは5%後半から6%と高利回りなので、配当金の受取りのことを考えるとNISA口座で米国ETFを買うならこれが一番いいかもしれないですね。
次は配当利回りに目がくらんだJNK「SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF」です。
これは、バークレイズ・ハイ・イールド・ベリー・リキッド指数をベンチマークするETFなんですけど、もう名前のとおり米国の715銘柄のジャンク債(格付けが投資不適格で高配当な債券)で構成されている債券指数ETFです。
ジャンク債であるだけに配当利回りも高くて5~6%程度になります。個別のジャンク債なんかには手を出すつもりは毛頭ないんですけど、ETFならその指数と配当に連動するパッケージですから怖くないでしょ。
だから、手を出しちゃったんですけど、今は一番含み損が大きいETFになっちゃってます。
でも結構面白いんじゃないかな~、安易に考えてしまっていますけど。。
次はRWX「SPDRダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステートETF」です。
これはダウ・ジョーンズ・グローバル(除く米国)セレクト・リアル・エステート・セキュリティーズ指数をベンチマークするETFなんですけど、中身的には「米国以外の先進国リート指数(不動産運営銘柄もあり)」っていう感じだと思って大丈夫だと思います。
米国以外の先進国リートといっても、日本ビルファンドとか三井不動産とかが上位銘柄になっていたりしています。
最後はRWR「SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF」です。
これはダウ・ジョーンズ U.S.セレクト REIT指数をベンチマークするETFでして、米国リート指数と考えればいいと思ってます。
米国のリート指数といいますと、それなりに配当利回りも高そうな感じがするんですが、実は3%後半ぐらいという程度で、結構、地味なんですよね。
それでも米国の不動産は長期でみると、日本みたいに右肩下がりにはなりそうもないので、ここは安心して見てられますけどね。
米国ETFもいろいろと買ってますけど、少し絞ってポートフォリオを組み立てるとすると、
世界の株式市場に投資するETFの「VT」と配当利回りが高い米国の優先株式に投資するETFの「PFF」
の2つを買っていけばいいんじゃないでしょうか。
あと、もう一つ仲間に入れるとするならば、「VT」と「PFF」が株式指数なので不動産系の「RWX」か「RWR」のどちらかお好きな方を、という感じでポートフォリオを組み立てるとスッキリするかもしれないですね。